ビジュアライゼーションとは、いうなればよく知られているイメージトレーニングともいえますが、スポーツだけではなく様々な事柄に効果があるといわれています。
1日30秒するだけでも効果があるとのことなので、簡単に誰でもできますよね。
その方法とは、自分の想像する良い未来を目を閉じて想像し、その場面での感情を感じるというシンプルなものです。
ビジュアライゼーションとは一体どんなものなのかを詳しくみていきましょう。
ビジュアライゼーションは非科学的なものではないということ
私たちは日々、色々な事を決断していますよね。
それを意思、決定しているのは自分の脳です。脳では自分の過去に経験した事や学んだ事をインプットしています。
それらはその人の思考や行動に影響を及ぼします。
自分がダメなやつだ、とか過去の失敗を悔やんでいると脳はそれらの情報を元にあなたの行動と思考に沿った情報を脳に集めるようになってしまいます。
脳がなぜそんな風に働いてしまうかというと、例えばあるサイトを見ていたとします。
あなたが欲しい情報はそのサイトの文章や画像にあるかもしれません。
しかし、ネットで見るサイトにはほとんどが様々な広告などが貼られています。
(私のブログもご多分に漏れず、そういう訳ですが・・。苦笑)
脳は必要な情報を意識に上げようと沢山の広告などの必要ではない情報を無意識にカットしています。
もし全ての情報を脳が意識にあげてしまったら脳はパンクしてしまうでしょう。
これはある意味自己防御的な反応であり、必要なシステムといえるでしょう。
これによりどういうことが言えるかというと、ネガティブな思考があると、自分では意識してなくても脳が自動的にネガティブな情報を集めてしまい、逆に大切なポジティブなサインを自然とシャットアウトしてしまうとも言えます。
だからこそゴールを達成したり、自分の能力を最大限に出したい、自分の夢を叶えたいと思うならビジュアライゼーションをマスターした方が良いということになります。
ある研究結果では、ピアノを演奏する物理的訓練と想像上での訓練との違いを比べたビジュアライゼーションの結果では、想像上で訓練するだけでも物理的に訓練するのと同様の50%の効果を得られていることがわかったそうです。
これはどういう事かというと、脳細胞の変化率が50%だということです。
ただビジュアライゼーションをするだけでも脳の構造を効果的に変えることができるという事です。
ビジュアライゼーションの具体的なやり方とその絶大な効果
ビジュアライゼーションのやり方は簡単です。
ひとつは目をつぶること。
そしてもうひとつは自分のこうなりたいと思う明確なビジョンを想像する事。
えっ、こんなことで何か変わるのと思う方もいるかもしれませんが、たったこれだけです。
もう少し付け加えると、想像するときにそのビジョンに自分の感情を結合してあげることです。
仕事で昇進している自分。
ジムに通い始める自分。
自分を大事にする自分。
などを想像したとします。
その時に仕事で昇進したら誇らしいでしょうし、ジムに通い始めたら健康になり幸せを感じることができるでしょう。
そういった自分の理想のビジョンに対しての感情を合わせてあげることです。
これにより脳にどんなことが起こるかというと、「脳にとっては、実際に起こった現実と、頭の中での想像した事柄との違いがわからない」ということです。
いうなれば、脳は実際に起こった悪い出来事と、記憶からの想像したことの違いがわからないということです。
想像するだけで脳は経験してるといえます。
想像した昇進して誇らしい自分も、ジムに通い始めて幸せを感じてる自分も脳は現実に起きたことだと勘違いして記憶します。
まとめ
ビジュアライゼーションとは一体どんなものかわかりましたでしょうか?
ビジュアライゼーションにより、それを行うことにより脳の構造が少しずつでも変化していくことでしょう。
すごく単純なものですが、その仕組みを理解することで更に効果を得られるのではないかと思います。
ビジョンの力により、あなたは自分の自信があり、力があることを気づかせてくれるかもしれません。